「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」ネルソン・マンデラ 学問って理解が困難だと、理解するのは不可能だなぁ…って思いがちですが(特に数学)、「一度理解ができると何でこんな簡単なことができなかったんだろう」って思うものです。なので、受験生はすぐに理解ができないことがあっても諦めないでくださいね。あと一歩で理解が降臨するかもしれません。 裏を返すと、一度理解すると理解できない人の気持ちがわか・・・

「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」ネルソン・マンデラ 学問って理解が困難だと、理解するのは不可能だなぁ…って思いがちですが(特に数学)、「一度理解ができると何でこんな簡単なことができなかったんだろう」って思うものです。なので、受験生はすぐに理解ができないことがあっても諦めないでくださいね。あと一歩で理解が降臨するかもしれません。 裏を返すと、一度理解すると理解できない人の気持ちがわか・・・
算数教育や数学教育関連の学会に参加すると必ずお見かけする「ぐるぐるの図」について、補足したいと思います。 ぐるぐるの図は、次のようなステップがあります。 \(A_1\):日常生活や社会の事象を見つける まずは身の回りにある「気になること」「解決したい問題」を見つけます。たとえば「旅行の費用を安くするにはどうしたらいいか?」など、リアルな問題が出発点です。 これを「数学的に見立てられそうな要素は何・・・
あらかじめ言い訳しますが、私は数学が役に立つと思っていて、実際に役立てている人間です。 数学教育の学会に行くと、ほぼ100%の確率で見かける『ぐるぐるの図』というものがあります。 「ぐるぐるの図」は見慣れてしまうと水戸黄門の印籠と化してしまう感もありますが(心理学系のクロンバックのα係数もこれに近い)…、日常生活や社会にある事象を「数・図形・式」などを用いて「数学的に表現や処理」をして、そこから導・・・
世の中、やったことが無いのに批評や批判ばかりする人…というのがいるものですが、それってどうなんでしょうか? 例えば、『TOEICを受けたことが無い人がTOEICの効率的な勉強法を語る』や『大学受験をしたことが無い人が大学を語る』…みたいな話。 まぁ冷静になれば、そんな人の話しって誰も聞かないですよね。だって「机上の空論」ですから。 でもね。『TOEIC』や『大学』だったら分かることが、それ以外だと・・・
最近「科学的根拠」って流行っていて、エビデンスと称する数値を見かけますが、大体「科学的じゃない」んですよね。 というのも「科学的根拠」って必ず「前提条件」があるんですけど、驚くほど「前提条件がガン無視」されているんです。 チェスの世界ではファーストチェス理論というものがあります。 「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」が約86%同じ結果だったというものです。 なので、要は即断即決しましょうっ・・・
今年は初めて放送大学の面接授業を受けました。初めての割には強気に次の5つを受講しました。(それぞれの概要はリンクを辿ってください) 1.数学の言葉、2.確率論入門、3.古典作図、4.算数・数学教育概説、5.数学と証明 放送大学の学生は、東京理科大学の2部(夜間)の学生と同じように、積極的に学びを得ようとする姿勢がヒシヒシと伝わってきて、同じ教室にいながらワクワクしました。学問って本当はこうだよなぁ・・・
放送大学の面接授業にお邪魔して、20年ほど前に習った先生の講義を取ってみました。(20年経つといろいろ変わりますな。) 講義名は『数学と証明』 シラバスは骨太の内容でしたが、実際の内容は結構大学受験数学でした。 もちろん実数の完備性や全単射とか大学で習ったであろう内容も少しはありましたが、無限降下法やヤングタブロー(ヤング盤)、委員長公式とか大学受験っぽい内容が結構多かったです。私は大学受験数学が・・・
(画像はイラストACから) 数学という科目は好き・嫌いがはっきり分かれる科目ですが、嫌いになる瞬間ってパターンがあると思います。要は理不尽なんですが、その中の1つに採点があるのではないでしょうか? 数学の採点は、東京大学の河東先生が著書『数学者の思案』で次のように述べているように採点者の趣向が大きく表れます。 「数学は答えが一つであり、採点は容易と思っている人が多い。しかし、まったくそんなことはな・・・
数学を教育する先生は、こう教えるべきだ…というポリシーというか、べき論を持っている人がそれなりにいて、提唱する先生とその教え子に限定するとあっていることが多いんですが、他で当てはまるかどうかは別ということがよくあります。 今日は数学を例に交えながら、そんなお話をしたいと思います。 数学を例にと言いながら、突然、心理学のお話になるんですが…。 心理学の理論に、適性処遇交互作用(ATI;aptitud・・・
12/14と12/15は全国数学教育学会の第61回研究発表会で、関東学院大学(@金沢八景キャンパス)に行きました。 (正確には12/14の午前中は、数学教育学会の冬季研究会に参加で学習院大学にいたので、学会またぎをしていたわけですが…) 関東学院大学は小泉進次郎さんの母校で、出身地を聞くと都道府県じゃなく市を回答される某地域にあります。最寄りの金沢八景駅からちょっと歩きますが(弊学くらい歩くかな?・・・