8月1日・2日に開催された日本数学教育学会(日数教)の全国大会が無事に終わりました。

1日目(@グランキューブ大阪)は、全体会→高専・大学部門I→高校部会講演(統計教育)に参加して
2日目(@大阪府立大手前高等学校 )は高校部会I(助言)→高専・大学部会III(発表)に参加しました。

2日目の高校部会Iは4名の発表の助言で、2名が大学の大先輩(教員歴35年以上の先生)で、2名が完全に大学の範囲の内容でした。
私が担当したのは数学IIIC部門なので、理系の生徒対象の発表が多いと思っていたら、文系の生徒に対する発表の方が多かったです。尚、文理の定義は、発表者の定義によります。発表者が「文系」と言ったら「文系」です。)
画像のバインダーは助言者用のお土産のようです。なので、助言の任務は行なってきたという証拠だと思っていたければ…。

大学の範囲の発表をされた先生の内容では…
「文系」で数学IIが終わったばかりの生徒に「条件付き最大最小の問題」を通してLagrangeの未定乗数法(*)を紹介した実践例がありましたが、こんなことを教えている高校もあるのかぁ…と驚きました。
(さすがに陰関数定理の証明なんてしてないでしょうから、使い方と式のイメージの紹介ですが…。)

私、助言・発言等で困った場合は、おそらく数学者も含めてほとんどの方が反対しない(orできない)であろう河東泰之先生の発言を引用すると決めていて、今回も『数学者の思案』に書かれた言葉をいくつか引用しました。
2日目午後の発表はいつも通り「勢い」で乗り切って学会終了です。スケジュールがタイトかつ土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)で外を歩いたら1分で汗だくになるので、学会活動以外はほとんど何もできませんでした。

追伸:今回の学会参加は前泊ですが、移動日の行動は午前中に大学で定期試験の監督などの業務を行ってからでした。
会場がグランキューブ大阪なので、近くのホテル(スーパーホテル)を取りました。
今年は大阪での学会が多いなぁ…とつくづく。
新大阪駅→大阪駅→福島駅と移動してホテルへチェックイン、ホテルに着いてから、
早稲田大学エクステンションセンターのオンライン講座を行って、21時に一息つきました。