11月2~3日に香川大学で行われた、日本数学教育学会第57回秋期研究大会が終わりました。
2日目に口頭発表を行いましたが、無事かどうかは別として…それも終わりました。
いつも「忙しい、忙しい」…と課題を終えられない学生ばりの言い訳をしている私ですが、今回は「特に」忙しかったです。

何せ資料ができたのは(宿泊先のホテルで)当日の9時、ホテルから会場の香川大学まで移動に30分で、口頭発表のスタート時間が10時ですから…。
脳科学的には、こういう「ギリギリ間に合って大丈夫だった」という経験を積んではいけませんが…。
参考:『すぐやる脳』菅原道仁著、サンマーク出版、p.97

私が行っている研究(テスト理論)が少数派すぎて「誰も質問してこなくて場を凍り付かせる」というのが(私の)お家芸でしたが、最近は反省してテスト理論の内容に触れるのをほぼやめて、(発表では)誤答の内容にしているので、少しは質問をもらうようになりました。
なので、本当に活発だったかどうかは別として、質疑応答のあった活発な口頭発表「っぽく見えた」と思われます。

なお、知人の先生方が座長を担当したときの発表は、質問が出なくて場が冷凍庫になっていた…ようで、座長(知人の某先生)が一番冷や汗をかいた…そうです。
普段も学会中もその知人の某先生から「論文を書かなくなる→発表をしなくなる→学会に来なくなる」と(研究者or大学教員としては)いけないと思うんですよねぇ…と叱咤激励を受けているので、とりあえず形だけは研究者or大学教員っぽくなっているのかなぁ…と思っています。
そんな知人の某先生と、宿泊先のホテルが隣だったことはここだけの秘密です。

なお、言い訳をするわけじゃないですが、論文を書いていないわけではないんです。アクセプトされていないだけなんです。(結論は一緒に見えますが)
で、この記事前半に書いていた「忙しい、忙しい」の言い訳は、論文投稿の〆切が10月31日のものが2つあってのこと(*)なんです。(でも言い訳ですが)
注:本当は、2つの投稿先のうち1つは9月30日〆切だったんですが1か月〆切が伸びて、伸びた期間に甘え倒したら「2つの論文の〆切が被って月末が地獄だった」だけで、計画性のない私に下った罰みたいなものです。
一応10月末〆の論文は2つとも投稿しましたよ。結果はどうなるか知りませんが…。

後、発表だけはそれなりにしました。おそらく個人の発表回数では、それなりにがんばっているのでは…と、自分で自分を褒めることにしています。
発表回数(現時点11回)にフォーカスすると「量だけこなしている」だけのように見えます。ですが、私自身「量より質」という言葉が「それっぽく聞こえるけど、本当は実現者がほとんど誰もいない言葉」だと思っていて、実際は「量を質に転化する」や「量が質を生む」ことが多いと思っている人間なので、そうしています。

…と、いろいろとごちゃごちゃ書いていますが、学会をペースメーカーにしないと研究を後回しにする可能性があるので、無理くり学会発表に申し込んで綱渡りの生活を続けているだけです。
無理やり専門用語を使うなら「ピリオダイゼーション(期分け)」の活用になりますが、そんな崇高なものではありません。
参考:『図解モチベーション大百科』池田貴将著、サンクチュアリ出版、pp.92-93

振り返れば、「うどん」の香川県にいたのに、うどんを食べたのはホテルの朝食だけだったなぁ。2日目の昼に海鮮丼を食べる始末ですから…。

↓は私が口頭発表したリストで忘備録です。
1.近畿数学教育学会(75回例会)@滋賀県
2.数学教育学会(春季年会)@大阪府
3.東北数学教育学会(初夏研究会)@福島県
4.日本数学教育学会(春期大会)@東京都
5.全国数学教育学会(第60回研究発表会)@奈良県
6.日本数学教育学会(全国大会)@大阪府
7.東京理科大学数学教育研究会@千葉県
8.数学教育学会(秋季年会)@大阪府
9.日本テスト学会@オンライン
10.近畿数学教育学会(75回例会)@兵庫県
11.日本数学教育学会(秋期大会)@香川県←今回ここ