2月14日に山口県下関市立勝山中学校で職業講話をしました。
私以外の方は、小学校の教頭先生、新聞社の支局長、NPO法人の代表
消防官、お坊さん…などなど個性的な方々が集まっていました。

生徒からの質問を抜粋して紹介しますと…
Q1.どういう人が自衛隊に向いていますか?
団結力がある人。
例えば、海上自衛隊に入ると3か月後には約9km(5マイル)泳がなくてはいけません。
どんなに泳ぎが苦手でも、泳げないとダメなんです。
それを1人でがんばって3か月後に泳げるようになるのか?というと難しいと思います。
1人でできないことを同期と共にがんばるから、できるようになると思うんです。
このように同期に限らず助け合って団結していかないと、
解決できない任務が自衛隊にはあります。団結力がある人は自衛隊に向いています。

Q2.就職してからつらかったことは?
私は比較的なりたい職業になっているので、実はつらかったことはないんです。
色々な諸事情が重なって1年目から「朝6時前に出勤して22時に退庁」という
スーパーブラックな生活をしていましたが、不満はなかったです。
(注:今は、このような働き方は無いと思います。)
(当時の残業時間は「月200時間」くらいあったと思います。)
仕事をしているというより、好きなことをやっている…という感覚だったのかもしれません。
なりたい職業に就くというのは、そのくらい大切なのかもしれません。

…と言うのも(関東出身の)同期は「職場が田舎にある」ことにとても不満だったので、
毎日8時に出勤して17時に定時退庁し、17時以降は自宅で好きなことをやるという
というスーパーホワイトな生活をしていたのにいつも愚痴を言っていたので…。

感想(抜粋)
自衛隊の訓練の厳しさとその必要性、今学習している数学の知識がどれほど大切なのかを学びました。
1つ1つ難しく考えず「ありがとうございます」と言われるように努力し、
とりあえず嫌なことでもやってみという言葉に励まされました。

今学習している数学ができないとパイロットになれないと分かり、パイロットは大事な職業だと思いました。
印象に残った言葉は『「ありがとう」と言ってもらえることは仕事になる』です。
仕事について難しく考えていたけれど、人のためになることをして
「ありがとう」と言ってもらうことが大切なんだと気づきました。

僕は乗り物が大好きで将来ヘリコプターの整備士になりたいです。
ヘリコプターの整備士になれるようがんばりたいと思います。

陸上自衛隊、海上自衛隊にもパイロットがいることを初めて知りました。
初めて知ったことがたくさんあり、自衛隊の仕事もすごいなと思いました。
今していることは、いずれ自分のためになるのだと思うと、もう少しがんばろうと思いました。
お話の中にクイズを出してくれるところが楽しかったです。

下関市立勝山中学校職業講話