2019年1月27日毎日新聞朝刊に記事が載りました。
ありがとうございました。

毎日新聞掲載『身近なアレを数学で説明してみる』
毎日新聞(2019年1月27日:朝刊)にインタビューが掲載されました。

下関市の海上自衛隊小月航空基地で2006年から、パイロット候補生に数学を教えてきた。
「普段の生活に数学がどのように使われているか分かると、他のものとのつながりも見えてくる」と話す。
著書『身近なアレを数学で説明してみる』(SBクリエイティブ・サイエンス・アイ新書)を今月出版した。
仙台市出身。高校時代、予備校の数学の講座で1つの問題に、いろんな見方があると知った」。
「15÷3」を解くにも、「3×?=15」と掛け算して導く発想や「15から3を何回引けるか」と引き算を応用する考え方もある。
ただ解くだけでなく、さまざまな考え方をして時間を忘れさせる講師に憧れ、東北大在学時から予備校で指導経験を積んだ。
 転機は同大大学院で数学を専攻していた05年。教えていた公務員予備校の資料に、自衛隊数学教官の募集を見つけた。
「自衛隊で数学って何だろう」。興味のままに試験を受け、採用された。
 「敬礼」と声を張る学生に戸惑ったが、徐々に慣れた。数学はパイロットに必要な航空工学の基礎なので、学生の意欲は高い。
 カリキュラム改善にも取り組み、15年には教官として異例の3級防衛功労章を受章した。
 「割引とポイント還元はどちらが得?」「全員が目を開けた集合写真を撮るには」-。
著書では、授業で持ち出すネタをまとめた。「数学は面白い部分だけ楽しめばいい」。そんなメッセージが込められている。

引用:毎日新聞(2019年1月27) : 海上自衛隊小月教育航空隊 数学教官 佐々木淳