「科学的根拠」の記事一覧

目標勾配仮説「0から始めない、ゴールに近いものから始める」

科学的根拠

新年になると目標って立てるもので、私も今年は一丁前に目標を立てたりもしましたが、年末になると達成できなくて絶望するのが恒例行事だったりします。 いや絶望しているほうがまだ希望があるかもしれません。人によっては立てた目標すら忘れているかもしれませんから…。 で、毎年、どうしたら目標を達成できるのかを一瞬考えたりするわけですが、考えていいアイデアが生まれるなんてことは大体ないわけです。仕方がないので、・・・

数学は公式暗記に全振りしたら負け(Skemp:用具的理解)

科学的根拠

(大学受験までに限定しますが…)数学が得意な人と苦手な人の違いって「公式」に捉え方にあると思っているんです。 あ、ちなみに「大学受験まで限定」って書いたのには訳がありまして… それは大学受験までは「数学が得意だと思っている人」って、学校の定期テストで得点が高いとか予備校の模擬試験で偏差値が高い「だけ」の人が多い…と思うからです。本当は、昔の私みたいに模擬試験の偏差値が「だけ」が高いだけで、「数学を・・・

アクティブリコールなどの科学的根拠のある勉強法は本当に効果があるのか?

科学的根拠

近年、「科学的根拠のある勉強法」と称されるメソッドとしてアクティブリコールやインターリーピングなどを度々耳にするようになりました。これらの方法は、脳科学や認知心理学の研究を背景に持つので、一見すると学習効率を劇的に高められるように思いますが、それらのメソッドで本当に結果が出るのかは十分な検討が必要です。 あ「これらの方法ってうまく行かないんだよね」って言うのが主旨じゃなくて、過度な期待をすると火傷・・・

「分からない人の気持ち」が「分からない」のは脳の仕業

科学的根拠

「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」ネルソン・マンデラ 学問って理解が困難だと、理解するのは不可能だなぁ…って思いがちですが(特に数学)、「一度理解ができると何でこんな簡単なことができなかったんだろう」って思うものです。なので、受験生はすぐに理解ができないことがあっても諦めないでくださいね。あと一歩で理解が降臨するかもしれません。 裏を返すと、一度理解すると理解できない人の気持ちがわか・・・

数学教育などの学会で見かける「ぐるぐるの図」について

数学教育関係 科学的根拠

算数教育や数学教育関連の学会に参加すると必ずお見かけする「ぐるぐるの図」について、補足したいと思います。  ぐるぐるの図は、次のようなステップがあります。 \(A_1\):日常生活や社会の事象を見つける まずは身の回りにある「気になること」「解決したい問題」を見つけます。たとえば「旅行の費用を安くするにはどうしたらいいか?」など、リアルな問題が出発点です。 これを「数学的に見立てられそうな要素は何・・・

数学が役に立つ・役に立たないに対する斜め45度の回答

数学教育関係 科学的根拠

あらかじめ言い訳しますが、私は数学が役に立つと思っていて、実際に役立てている人間です。 数学教育の学会に行くと、ほぼ100%の確率で見かける『ぐるぐるの図』というものがあります。 「ぐるぐるの図」は見慣れてしまうと水戸黄門の印籠と化してしまう感もありますが(心理学系のクロンバックのα係数もこれに近い)…、日常生活や社会にある事象を「数・図形・式」などを用いて「数学的に表現や処理」をして、そこから導・・・

ファーストチェス理論:科学的根拠のある方法が科学的ではない理由

科学的根拠

最近「科学的根拠」って流行っていて、エビデンスと称する数値を見かけますが、大体「科学的じゃない」んですよね。 というのも「科学的根拠」って必ず「前提条件」があるんですけど、驚くほど「前提条件がガン無視」されているんです。 チェスの世界ではファーストチェス理論というものがあります。 「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」が約86%同じ結果だったというものです。 なので、要は即断即決しましょうっ・・・

ザイオンスの単純接触効果と関口宏のサンデーモーニング

投稿 科学的根拠

YouTubeをサーフィンしていたら 「関口宏のサンデーモーニングテーマ」に辿り着きました。 実はこの曲を1度としてじっくり聴いたことがありません。 かつて1990年代の後半の日曜日に、なんとなくテレビから流れている音楽を聴いていたくらいですが、メロディを全部・鮮明に覚えているんですね。 意識せずダラダラと聴いたことでも継続すれば覚えているのだ…と言うことをサンデーモーニングは教えてくれた気がしま・・・

『続ける思考』を読破してー「本を読め」とは何だったのか?

出版関係 科学的根拠

ブックデザイナーとして有名な井上新八さんの『続ける思考』を読破しました。 6章ある本ですが、5日間で読み切りました。大体1日「1章+α」のペースで読みました。 あえてキリの良くない読み方をしたのは教育効果*を考慮して…ではなく、気分でそうなりました。気分に合わせたら「1章ごとに読み切る」ようなキリのいい読み方なんてできません。 私が5日で読める本なので、読書が苦手な人でも、スラスラ読めると思います・・・

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