2025年夏に受講した『未来学力トライアングル』の雲師パートのお話です。
霜師パートver1はこちら、ver2はこちら、ver3はこちらです。
大学受験はいつの時代も「大変」なものですが、世界に目を向けると、日本にいる私たちの想像を絶するような絶望的な競争があったりします。
雲師のパートでは、インドの超難関「インド工科大学(IITs)」の入学試験(JEE)を紹介していました。
スケール違いの競争規模
インドといえば世界2位(いずれ1位になる)の人口大国でIT分野などの活躍…そして、なぜか掛け算は19×19まで覚えていて…だから算数・数学ができてIT分野の活躍につながっているという絶望的に謎の論理があるのでも有名ですね。
なので、インド国内の大学入試なども加熱してそうな感じは何となくするんですが、競争規模なんか日本とは越えられない壁すらありそうなスケールでした。
雲師が紹介していたインド工科大学(Indian Institutes of Technology:IITs)は、略語に「s」がついていることから分かるように、1つの大学ではなく23の国立大学の総称で、インドの理系(工学分野)では上位校です。他に、IISc(理学系)やISI(数学・統計学系)など…。
アメリカのカリフォルニア大学のイメージですかね…バークレー校(UC Berkeley)やロサンゼルス校(UCLA)とかありますよね。
日本に対応させるなら…お受験界隈の人が「受験アキネーター」で質問しそうな大学群(注1)にみたいな感じでしょうか?
注1:関東上流江戸桜(注2)とかTOCKY(注3)とか金岡千広(注4)みたいな感じでしょうか?。私は「かねおかちひろ」っていうワードを初めて聞いたとき、どこの誰?って思いましたが…。
注2:関東上流江戸桜→関東学園大学、上武大学、流通経済大学、江戸川大学、桜美林大学のこと
注3:TOCKY→筑波大学(T)、お茶の水女子大学(O)、千葉大学(C)、神戸大学(K)、横浜国立大学(Y)のこと
注4:金岡千広→金沢大学、岡山大学、千葉大学、広島大学のこと
で、23の国立大学を総称してインド工科大学(IITs)という理由は、共通の入学試験があるからです。
その試験はJEE(Joint Entrance Examination)と言って、一次試験のJEE Mainと、二次試験のJEE Advancedの2つがあるそうです。
で、一次試験である「JEE Main」の受験者数は…実に約147万人。国全体の受検者じゃなくて…大学群の受検者数が…ですよ。
インド工科大学(IITs)の定員はだいたい18,000名なんだそうですが、東京大学の定員がだいたい3000人ってことを考えると…「強引に」日本の人口比で換算すると、東京大学の受検者が30万弱になるイメージです(東大の受検者は1万人弱)
入学までの選抜の流れは、一次試験で147万人から25万人までしぼられて、二次試験のJEE Advancedで18,000人に選抜されるそうです。
いやはや超絶狭き門になっていますな。
で、このJEE自体も面白い内容があるので、その辺りは次にしたいと思います。








