(先月の)10月17日に出前授業&学部・学科研究会(高2文系)という弊学の紹介も兼ねた説明を行いに、下関南高等学校へ行ってきました。
社会貢献・地域貢献等とはあまり馴染まない私ですが、教員の職務(の1つ)を全うしてきました。今年はあまり出前授業などはやっていませんが、昨年は20回ほどやったんですよ。
担当の先生からは事前に、学部・学科の説明に加えて「数学の必要性や勉強の方法のお話し」も依頼されたので、それっぽいお話しもしてきました。
私個人は、某民間予備校の「今でしょ」先生に考えが似てて「(勉強は贅沢だから)やりたくなきゃ・やるな」って思想の持ち主なんですが、そう言っちゃうと身も蓋もないので、途中・途中で弁解(英語でいう「excuse」のニュアンス)を入れながら、依頼された話をしました。
「勉強の方法」系のお話、「数学の必要性」系のお話については、中の先生からも部外の講師からも耳にタコができるほど(生徒は)聞かされていると思うので、違ったアプローチでお話ししました。
聴講者の生徒が「見たことや聞いたことがあって共感が得られそうな内容」から始めたので、それなりに「ざわつく」反響は得られたと思っています。
後日頂いた生徒の感想で反響が強かったのは
バンドワゴン効果/やる気のお話し/研究の方法/プロダクトアウト・マーケットイン/勉強法/睡眠
などでしょうか。当日使用したスライドの一部は↓
ちなみに生徒と一緒に聴講された先生に刺さった内容は「オンライン授業ではなく学校に来る意味(科学的な根拠も踏まえた内容)」です。
まぁ、ナーシャジベリの飛空挺*の話をする数学の先生なんて私くらいでしょう。
ユーザーが求めているのは「ゲームの面白さ」、技術屋の求めるのは「今まで誰もやったことがない技術」
文系の人が数学をめんどくさがってやらないでエンジニアに丸投げすると、エンジニアがたまにする暴走を止められませんよ(ゲームの面白さが隅に追いやられますよ)ってお話しです…。
あと、Nintendoのお話をしたのはここだけの話です。
* ナーシャ・ジベリ氏はFF(ファイナルファンタジー)などのプログラマーさんです。
ファミコンの容量では不可能と言われていた、飛空艇が地面に影を落としながら通常歩行の8倍という驚異的速度で動くを実現された方です。
コンピュータプログラムのバグを利用した高度かつオリジナリティ満載の現象ですが、ゲームの面白さに関係するか?となると難しいお話です。
飛空艇が速い移動することはゲームの快適性につながると思いますが、飛空艇の影ってなくても誰も困らないような…。
そもそも気づくのかな? 私は指摘されるまで飛空艇の影なんて見向きもしなかったと思います。