東京大学の合格発表が行われた3月某日、25年ぶりに駿台お茶ノ水3号館に行ってきました。別に今から浪人するわけでも、東大を目指すわけでもありません。

目的は大島保彦師に挨拶するため…と、どさくさに紛れて
25年前に受講した「英語以外ー言語の宇宙の道しるべー」を…以下自粛

…というのも、2月に映像受講した「駿台生涯教育推進プロジェクト 大人の教養講座」で、大島師がこの日の講演の話をしていて、タイミングがちょうどあったので…。そしてXでもそれ関連のポストを発見

私は大学の学部で222単位分取得しているんですが、大島師のこの講座の影響が大きいと思っています。意味とか役に立つとか一切考えず、芸術とか文学とか…いろいろな講義を履修したもんです。

で、講座の内容ですが、大島師のお家芸である脱線に次ぐ脱線、要は雑談によるリレーです。
「駿台生涯教育推進プロジェクト 大人の教養講座」の内容に加えて、英語以外の言語のお話もするよ…というイメージでした。

【雑多なキーワード】
暇の古代ギリシャ語はスコレー(scholē)→schoolの語源、現代のschoolは宿題の量が多すぎる(現代のschoolは、語源を理解しているか?)
大学は楽園ではなくなってきている
轟浩美さんのツイート
ネット空間はノイズや間違った情報が多くなりすぎて、Google検索が不便になっている

言語で学んでおくこと
NHKの第2言語を学ぼう、10年したらなくなっているかもしれないので…。

大島師が東京大学で受けて印象的だった先生は?
東京大学は、東京外語語大学や東京藝術大学の先生が非常勤講師として教鞭をとられる


西江雅之(東京外国語大学)の先生:文化人類学の授業…ワニを預かっていたときのお話し
→他に、西江先生の経歴のことを話していましたがwikipedia(情報源の真偽は不明)で垣間見れます。
角倉一朗(東京藝術大学)先生:バッハを聴いて「優」がもらえた。
海老沢敏(国立音大学長)先生:モーツァルトを聴いて「優」がもらえた。
池上嘉彦先生:独文英訳の授業、受講生10人くらい、様々な言語を訳してくれた。知の巨人

「言語の宇宙の道しるべ」

人:アングリ
人間一人の:アネール
人間一人に:アンドロ

接尾辞:-oid は「~もどき」「~のようなもの」
cycloid(サイクロイド):円もどき
Android(アンドロイド):人間もどき
参考 人:アングリ
   人間一人の:アネール
   人間一人に:アンドロ

Cogito ergo sum:我思う、ゆえに我あり
参考 Cogito 私は考える
   ergo  ゆえに
   sum  I am

Omnibus:全部がバラエティに富んでいる
→ Omni:全部
  bus:バスは「誰でも乗れる乗り物」

ファーチット(ファキット):行う、実行する
Factory :作る場所
Fact   :作られたもの(事実)
Effect  出された事実
Affect  影響する

河の間:メソポタミア

手がかりがあると、言語の解像度が上がる。
大学生になったらラテン語(言語の源流)を学びましょう