2019年5月21日にKRY(山口放送)の熱血テレビの熱血特集のコーナーに出演しました。
特集のコーナー名は「数学をもっと身近に」です。
当日の内容をこちらに再現してみました(当日の放送のイメージです)。
先日下関市の男性が出版したある本が話題になっているんです。
こちらがその本、タイトルは『身近なアレを数学で説明してみる』
日常生活に隠れている数学の話題を集めました。
数学は苦手。学校を卒業したら関係ないと思っているあなたにこそ読んでほしい一冊です。
今日は、この本の著者 佐々木淳さんをスタジオにお招きして楽しく数学を学びます。
ということで『身近な例を数学で説明してみる』の著者であります
佐々木先生にお越しいただきました。よろしくお願いします。
よろしくおねがいします。
まあのつい先生と呼びたくなる雰囲気ございます。
佐々木さんのプロフィールをご紹介します
1980年生まれの39歳
宮城県仙台市の出身です。
そして東北大学大学院修了、専攻は数学です。
大手予備校代々木ゼミナールの数学講師を経て
2006年にこちらの海上自衛隊に入隊そしてさらに数学教官として
下関市の小月教育航空隊に配属されています
これまでに900名以上の航空学生に数学を教えているということです
どおりで自衛隊ということですから、立ち居振舞いがすっとしているのですが
訓練をいつもしているのですか?
いえ実は、私は訓練をしていません。私は数学教官として勤務していまして
自衛官ではないため、訓練をしていないんです
驚きなのは自衛隊で、数学の授業が特別にあるというところなんですが、
なぜ数学の授業があるのでしょうか。
自衛隊というと訓練のイメージが強いですが
小月航空基地の学生はパイロットを育てる関係で、数学の授業があります。
他にも英語や物理の授業もあります。
日本を守る海上自衛隊のパイロットは全員ここ小月基地で教育訓練を受けた後、大空へと羽ばたきます
全員なんですか。
はい全員です。
訓練を積んで大空に羽ばたくんですね。
はい、羽ばたいていきます。
とはいえ、飛行訓練は2年目以降。入隊から1年4カ月間は座学と体力作りに励みます
映像を見ると、やはり学生はキビキビしていますね。
授業は、パイロットに必要な航空工学の基礎となる内容で理系大学の初年度レベルです。
佐々木さんは毎年およそ80にこれまで900名以上の航空学生に数学を教えてきました
佐々木先生、今ちらっとホワイトボードに見えたのは、数式みたいですの全く分かりません。
これ結構レベルの高い授業ですよね。
そうですね。授業が終盤に差し掛かっているのでレベルの高い内容になっています。
学生の中には数学を苦手としている者もいます。この中に文系の学生もいるんです。
文系で数学を苦手としている学生にも、関心を持ってもらおうと
いろいろな数学の雑学を話しながら教務(授業)を進めています。
学生とはいえ自衛官ですから、授業の雰囲気はやはり私語が全くなく
ピシッとしているんじゃないかと思いますが、どうでしょう。
そうですね。私語などはなく、真剣に教務を聞いています。
将来幹部搭乗員(パイロット・戦術航空士)になるという明確な目標がありますので
やはり意識の高さは日々感じます。
予備校講師と比べて戸惑いはありませんでしたか?
やはり予備校講師と比べて戸惑いありました。
予備校の学生も、航空学生も意識が高いという点は同じだと思うんですが、環境ですね。
キビキビしている姿で挨拶や号令をされたとき、初めは圧倒されました。
これテストってどういう仕組みなんですか。中間期末テストなどがあるんですか。
中学校や高等学校の定期考査ようにまとめて中間・期末テストがあるわけではありません。
教務(授業)が終わったら、その都度確認するようにテストが行われます。
もしつまづいちゃったりしたら大変じゃないですか?
もちろん、つまづいたら大変ですから、学生も必死になって勉強しています。
それを同期がガッチリとサポートしています。
夢があるから頑張れるわけですね。