8時40分〜50分は、数か月1回の第5金曜日に回ってくるKRYラジオ『KRY MORNING UP』の電話出演しました。

今日は「ドント方式」のお話をしました。話した内容は拙著「身の回りの数学」において、ページ数の関係で泣く泣く省いた原稿が元になっています。
実はつい最近、読売中高生新聞にて寄稿した内容と似た感じなんですが、7月に参議院議員選挙がありますから、タイムリーでいいのかなぁ…と思って選びました。
「ドント方式」の原稿は、泣く泣く省いた原稿でしたが、最終的には新聞の寄稿やラジオのトピックに使っているので、結果オーライですね。省いたときは無駄な努力だったかも…とか思ったりもしましたが、うまくいかなかった時点で「失敗」とジャッジをしてはいけませんね。

話は戻して…
選挙というと投票率が話題になりますが(主として低い投票率)、形式的にでも投票所に行くことも大事なのかも…と思う今日この頃です。
要は、「(政治に)興味を持って・分かって⇒行動(投票)」というのが理想ですが、「行動(投票)していくうちに⇒(政治に)興味を持って・分かっていく」こともあるのかな…と。
心理学でいうところの、ジェームズ=ランゲ説(※)みたいなことがあるのではないかなぁ…と。
※「悲しいから泣く」のではなく「泣くから悲しい」…のようなことを言っている説、今から140年くらい前に提唱されました。なおジェームズ=ランゲは「ジェームズ」と「ランゲ」の2人です(敬称略)。数学でいうならケーリー・ハミルトンの定理における「ケーリー」と「ハミルトン」みたいなもんです。

ちなみに、2025年7月に行われるのは参議院議員の選挙ですが、昨年2024年の衆議院選挙における山口2区には岸信千世氏と平岡秀夫氏が大接戦になっていました。開票当日には、当選確実が出なかったことを記憶している方も多いと思いますが、惜敗率は98.4%※※でした。(ちなみに、2023年の補選時の惜敗率は、90.6%)

※※ 惜敗率=(小選挙区において)候補者の得票数÷当選者の得票数