本日は放送大学・埼玉学習センターにて『算数•数学教育概説』の面接授業を受講しました。
放送大学・埼玉学習センターは、私が訪れた放送大学の学習センターの中では、1番繁華街(大宮駅徒歩5分)にありました。

今回の講座は、後ろに大学院生(内地留学*1の方がほとんど)が7名いて、他の面接授業とは一味違う雰囲気でした。
*1:内地留学…現職のまま国内の大学等に派遣されて研究を行うこと。東北大学教育学研究科にも内地留学の先生が居ます。
何だかんだで数学教育の先生による数学教育の授業を受けたことがほとんどない*2ので新鮮でした。
*2:東北大学で数学科教育法の授業を受けたときくらいです。宮城教育大学の先生が非常勤で来られていた気がします。

出てきたキーワード(1日目)
グルグル図、図形の包摂関係(ただし、日常では排他的)、オープンエンドアプロ―チ、アクティブラーニング、The Teaching Gap、Jプラン教員(埼玉県教育委員会)、ポリアの4段階*3

*3 ポリア(1954)は数学の問題解決について「①問題を理解する、②計画を立てる、③計画 を実行する、④振り返る」の 4 段階のストラテジーを提唱している。
参考:『いかにして問題をとくか』、ポリア、丸善
大学受験業界では『ポリアの壺』で有名なポリアです(最近は2023年の早稲田の理工。私が受験生の頃は、早稲田の教育辺りの過去問があった気がする。多分1990年代後半)
ポリアの壺は、ベータ分布Beta(a,b)ですね。(ベルヌーイ分布、二項分布の共役事前分布)

出てきたキーワード(2日目)
ヴィゴツキーの最近接発達領域*4(昔の言い方:発達の最近接領域;ZPD)、ピアジェ
ブルームの完全習得学習と評価(診断的評価・形成的評価・総括的評価*5)

*4:自力で課題を解決できる水準と他者の助けを借りれば解決できる水準の間
*5:診断的評価 中高入学時のクラス分けテストなど(それまでの習熟度)の評価
   形成的評価 単元ごとの小テストや机間指導時のフィードバックによる評価
   総括的評価 評定などの評価