2019年3月13日、山口新聞に『身近なアレを数学で説明してみる』のインタビューが掲載されました。(47ニュース

山口新聞に『身近なアレを数学で説明してみる』のインタビューが掲載
山口新聞に『身近なアレを数学で説明してみる』のインタビューが掲載

下関市松屋本町の海上自衛隊小月教育航空隊で数学教官を務める佐々木淳さん(38)が、著書「身近なアレを数学で説明してみる」(サイエンス・アイ新書)を発刊した。数学の考えが日常生活に深く関わっていることを分かりやすく解説しており、「数学に苦手意識がある人に少しでも興味を持ってもらうきっかけになれば」と話す。
9章で構成し、写真や画像を交えて紹介。「141.4%」などと半端なコピー機の拡大倍率には平方根(ルート)の性質を利用していることや、指数関数を使えば全員が目を開けた集合写真が撮れるといったトピックスを盛り込んだ。
分数同士の割り算をひっくり返して掛け算する理由や、トーナメント戦の試合数を0.1秒で計算するヒントのほか、関門海峡や下関の話題などを引き合いに「ベクトル」の特徴なども伝えている。
仙台市出身で、東京理科大理学部卒、東北大大学院修了。2006年から現職で、航空学生と呼ばれる主に20歳前後のパイロット候補生に、航空工学の基礎となる数学を教えている。
教育者として意識するのがかつての海軍大将だった山本五十六で、「褒めて伸ばす」人材育成の考えを大事にしているという。「数学が苦手な航空学生も多いが、できるところから始め、褒めるようにしている」と佐々木さん。「本を通じて、興味のある部分をつまみ食いのように楽しんでもらえたらうれしい」と呼び掛ける

山口新聞
山口新聞(web版)に『身近なアレを数学で説明してみる』のインタビューが掲載
山口新聞(web版)に『身近なアレを数学で説明してみる』のインタビューが掲載