10月26日東福岡高校で 相良泰行 東京大学名誉教授の講演を聞いてきました。

相良泰行教授は国際乾燥会議で、クリオファルマ凍結乾燥賞を受賞された方で
私たちの身近な食品の開発に多く携わっています。例えば
・(「京都」福寿園)「伊右衛門」
(「伊右衛門の名前は、宇治茶産地の老舗製茶会社である福寿園の創業者「福井伊右衛門」から採用したそうです。
商品パッケージにある伊右衛門の左側に「京都」福寿園と記されています。)
・ダブルエスプレッソの「マウントレーニア」

など、書き出したらキリがないほどの功績を持たれている方です。

講話の中で、上記の2つの「美味しさ」と「ヒット」の影には
「数式(偏微分)の計算が必要」だった…という点が一番インパクトとして残りました。

やはり、開発段階ではどのような形であれ数式で求めているんですね。
職人の経験と感性で…という師弟関係のような食品づくりではなく
消費者のベストな形を、ビックデータを用いてモデリングし
数式で出すことでヒットを出す確率を高めているが現状だと感じました。