3月11日に新興出版社啓林館(九州支社主催)の
『数学セミナーin福岡』にお邪魔しました。
遠くは東京から来られていた方もおられたようです。
覆面の貴講師 数理哲人氏
名城大学 竹内英人教授
の講義が2時間ずつ計4時間と充実した時間でした。
4時間ですが、あっという間でした。
私自身、数理哲人氏とは『第4回数学ミラクル★マッチ合宿in福島』
竹内英人教授とは『grapesの講習会2017@名城大学』
以来の再会でしたので、とても楽しみにしていました。
数理哲人の講義では、今年度の東京大学の数学の問題分析を
過去の(東大の問題の)分析とセットで講義されていました。
今までの東大の数学の問題の方針は、
数学オリンピックで賞を取る者が丁度6つ完答できるように
作成されていたようです。
(が、昨年度の問題は驚くほど簡単だった。)
東大の分析後は、新テストと新学習指導要領のお話
新学習指導要領で大きな議論となっているのが
「ベクトルの数学Bから数学Cに移動です。」
私自身は、教え子がベクトルを必要とする人たちなので
文科系出身の学生には1から教えねば…と。
竹内英人教授の講義では「新テスト(大学入学共通テスト)」について
1.特徴
2.必要とされる力
3.出題可能性の高いテーマ
4.サンプル問題例
に分け、ワークショップ形式に近い形で展開されていました。
結論としては「新テスト(大学入学共通テスト)」については、
教材研究をみっちりしていれば、恐れるに足らず…とのことです。
むしろ、「新テスト(大学入学共通テスト)」
普段、教材研究をみっちりしている先生方の成果が出やすい試験
とおっしゃっていました。
竹内英人教授が、一番うれしかったアンケートの言葉は
「ジャパネット高田さんを思わせる熱い言葉に心が動きました」
だったようです。