9月頭に駿台教育研究所の講座『未来学力トライアングル2024-教科の壁を越えて』を受けに、御茶ノ水に行ってきました。
本当はこの講座、駿台御茶ノ水3号館(東大専門校舎)で行われる予定でしたが、台風の影響で近隣にある『駿台外語&ビジネス専門学校』で行われました。

担当の大島(師)、雲(師)、霜(師)の御三方の中で、大島(師)と雲(師)の講義は受けたことがあります。
下の画像で言うと、メガネをかけているのが大島(師)と雲(師)で、かけていないのが霜(師)です。
(私が大学受験生だった25年前も御三方は人気講師だったと記憶していますが、駿台の人気講師は今も変わっていないのでしょうか?)

駿台で講座を受講するのは約25年ぶりでしょうか。私の記憶が確かなら、(駿台で)受けた最後の講座は『大学準備講座』で、大島(師)の英語…というか雑談と小林(師)の線形代数でした。
大学教員になって3年目ですが、他の先生方とお話しをすると教養の深さに圧倒されます。それ対して私は教養があまりに不足しているので、教養を深めるためのモチベーションとして参加した次第です。(他にも理由があるんですが、それは別の日に…)
大学時代は他人の2倍ほど教養の授業を受けたり(学部時代に修得した単位数は222です。)、本を読んだりしたはずなんですが…。

話しは講座に戻して…
講座用のテキストの国語(現代文)の題材は、『スマホ時代の哲学』(著者:谷川 嘉浩 )で、2023年9月下旬に行われた第2回駿台全国模試の問題から抜粋されていました。
講座中の霜(師)や大島(氏)の話によると、『スマホ時代の哲学』って、偶然にも今年の灘高校と西大和学園高校の入試で出題されたそうです。(すごい偶然)
講演中に某師が「灘や西大和は『駿台全国模試』を参考にしたのでは?」的なニュアンスの発言をしていましたが…以下自粛

注:『スマホ時代の哲学』の内容は、ネガティブ・ケイパビリティ(答えの出ない事態に耐える力)に関するものです。

他に、霜(師)によると、今年(2024年)の東大の現代文ではトピックがあって、初めて理文共通の「評論」で女性作家の文章(著者:小川さやか氏)が取り上げられたそうです。私は東大の現代文の問題を1題も解いたことがありませんが、(女性作家の評論がかつて1題も出題されていなかったことが)意外で驚きました。と、同時に、そういうことを詳細にチェックする方がいるほど東大の問題には影響力があるのだと再確認しました。
(注:評論文以外(随筆、作文など)では、女性作家の文章が問われたことはある…ようです。すみません…調べてません。)

大学入試の現代文の問題については、センター試験に関するものしか解いたことがありませんでしたが、ちょっとは興味を持って見てみようかな…と思うきっかけになりました。 ∵ 大学入試で問われる作品(文章)は、選びに選び抜かれた題材(作品)を元に作られているので、出典を読むこと自体が面白くて、価値があると思うので…。
試しに『スマホ時代の哲学』と入不二基義(師)の『足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想」(大学受験問題としての出題は、2018年の東北大学など)あたりを読もうと思います。

雲(師)による数学のお話は、次回に書こうと思います。
講座で言っていましたが、雲(師)の1学年上に河東泰之先生がおられたそうです。その内容については次回(後編)に…。